便利になればなるほど
歳をとればとるほど
人は人との接点を減らしたがる傾向があります
ぼくの周りでも
ある一定の歳を超えると
新たな出会いを求めるために
外に出るという事をする人は少ない気がします。
最近は、若くても
インターネットが普及したからか
新たな出会いを求めて
外に出るという人は少なくなった気がします
人は人と関わることによって
傷つき成長する生き物です
誰しも傷つくことを恐れます
また、経験を多く積んだ人ほど傷つくことを避けます
ぼくの友人はこう言いました
歳をとって人と恋愛するのに臆病になった
告白するより先に
事実を作ってしまうことにより
傷つく事を避けれると。
告白してフラれたらすごく傷つくけど
キスを求めて嫌がられたら
冗談だからと笑って誤魔化して
脈がない事を悟り諦めて傷つかず次へ行ける
キスを求めて受け入れてもらえれば
それはもう告白しても大丈夫みたいなものだから
安心して先に進めると
この話を女性にすると
そんなことはない！と言われますが
ぼくは男性なので
友人の気持ちが理解できます
こういった男性
実は30代半ばから圧倒的に増えます
みんな傷つく事を恐れているのです
見ず知らずの人に
声を掛けることを恐れなかった子供時代
大人になった今
街中で酔っ払いが倒れていたとしても
明らかな緊急性を感じなければ
声を掛けることはありません
それくらい、見ず知らずの人に声を掛けることはありません。
それは怒声を浴びせらたり、嘔吐されたり
トラブルに巻き込まれたくない
というのが正直なところだからです。
昔は、目上の人にでも
太った人に太ったねと言える素直な自分がいた
大人になった今は
ふくよかですねとお世辞を言うようになった。
それは、相手の気分を害して
嫌われて仕事などを失いたくないからです
嫌なことはしたくないと
駄々をこね続けた子供時代
大人になった今
やりたくないことでもしなきゃいけない
と、思う自分がいます
それは、使えないやつだと思われて
相手の期待を失いたくないからです
みんな、相手を傷つけることを恐れています
でも、それ以上に
自分が嫌われること傷つくことに恐れてしまっていると思います
大人になると本当の自分を出す機会が
減っていくような気がします。
世の中はとても便利になりました
遠く離れている人に、手紙を書かなくても
メールやラインですぐに連絡が取れます
テレビ電話をすれば
顔を見ることもできます
だからなのか
会った時に相手に会えた
という感動は昔に比べ薄れている気がします
もし、これが
手紙のやり取りだけだとすれば
普段から思うようにやり取りができないから
会った時には最大限のおもてなしをしたり
手紙だけでは伝えきれなかった
日々の思ってる事などを
語り合うのだと思います。
便利になると
会う事に対する価値が減ってしまうのです
誰かと出会いたいと思えば
出会い系サイトがある
インターネット上には
無数の出会いのイベントが落ちている
出会うことが簡単になったから
捨てることも簡単になったのです
ネット上だけの繋がりだからと
自分の都合が悪くなると簡単にドタキャンをします
ネット上だけのやり取りだからと
心無い言葉を相手に浴びせることができる人がいる
ネットの先にいる人は
人間で血が通っていて
美味しいものを食べては美味しいと喜び
思い通りにならないことに怒り
大切な人が悲しんでいたら一緒に哀しみ
友人とどこか遊びに行き楽しい
そう思う、喜怒哀楽を持った人間
だという事を忘れてしまうのでしょうか
ネットだけのやり取りだからなのか
人は相手を傷つけることに鈍感になり
自分が傷つくことにも鈍感になりました
人は自分が傷つかないと
人に優しくなれないのだと思います
ネットは
文字や音声の交換作業を簡単にできる便利さがあります
アナログには
ネットにはない温もりがあります
これからもっと便利になっていく社会に
ぼくは不安を感じています
人が人である以上
人との関わりは避けて通れなかったのが
便利になった今、人との関わりを避けても
生きれるようになったからです
人と関わらなければ
人は人の痛みに触れる事がなく
成長してしまいます。
多くの人が
人の痛みに鈍感になってしまったら
と、考えると…
最後にステキな言葉を見つけたので
シェアしたいと思います
新しい人間関係を作るのは、ものすごい労力が必要。だからみんな作ろうとしない。
でも、そうやって新しい人間関係を避けることで、会社を定年退職した途端に人間関係が希薄になって刺激もなく認知症になる。これから世の中は大きく変わる、人間関係だけじゃなく、新しいことにどんどん合わせてフレキシビリティーにならないとついていけなくなる。柔軟性のない人は人生で大きく不利になる
by ホリエモンさん
なぜ多くの人がネットでしか情報収集しないのか。基本的にweb上には誰かが発信した混ざりもんの二次情報、三次情報しか落ちてない。
街を歩き、人と話す中で誰も情報価値に気づいていない事象を見い出し、社会的意味を持たせるべく編集し、純度の高い情報を編み出すのは難しいことじゃない。
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