みなさまこんばんは。いちご社長です
この記事では,泥棒に入られたときの保険の使い方についてご紹介します
泥棒に入られることってあまりないことなので,いざ泥棒に入られると気が動転してどうしたらいいかわからなくなりますよね
その悩みを解決するのが保険です
泥棒に入られたときの保険について知っておくことで,泥棒に入られたときの正しい対応ができますので,損害を最小限にできますよ!
泥棒される確率は…
知っている人は知っていると思いますが,わたしは33年という人生の中で
8回
も泥棒されています
経営している店舗だったり,自宅であったり(ほとんど自宅)
うち1回は強盗です
泥棒されたはじめての時はびっくりしすぎて頭が真っ白になり,住んでいる家を気持ち悪く感じてしまい,1日たりとも住んで居たくなくてホテルに泊まっていたこともあります
泥棒対策のために,半年に1回引越ししていた時期もあります
「セキュリティの高い家に住めよ」
「学習能力ないな!」
などと思われるかも知れませんが,泥棒されるたび研究していくうちに
「本当に狙われたらどこでも泥棒されてしまう」
「強盗されるくらいなら自宅に泥棒が入られた方がマシだ」
と思う自分がいます
なお現在,わたしの自宅は防犯カメラが所狭しとついています
ですがセキュリティがすごい家に泥棒に入られた友人・知人が沢山います
ですので一番のセキュリティは
- 不用意に人に資産を見せつけないこと
- 家を人に教えないこと
この2点だと思います
というわけで今回は
「もしも自宅に泥棒が入ったら!!」
そんな普段では起こりえないことが起こってしまったあなたに,わたしが経験上教えておきたいことを書きます
(店舗、事務所編は次回気が向いた時に)
泥棒に入られたら不用意にモノに触らず警察に電話を
警察が家にやってきて,指紋をとったり足跡をとったりしてくれますので
荒らされた場所を不用意に触るのはやめましょう
警察は片付けをしてくれない
当たり前ですが,写真をパシャパシャ撮られて
追加で荒らされたような気分
になりますが,その後の清掃などは一切してくれません
多くのパターンは,窓ガラスや出入り口からの侵入となると思います
その付近はガラスが落ちていて危ないので,そこだけ警察の処理後に清掃をしましょう
また,布団やベッドなどは靴で踏まれているため諦めて棄ててしまいましょう
入っている保険によると思いますが,清掃費がでるため掃除は業者さんにお任せしましょう
管理会社に電話をする
住んでいる家が賃貸ならば,管理会社に電話することにより色々なことをしてくれます
破られた窓ガラスをダンボールで塞いでくれたり,入っている保険の内容の紙をくれたり
まぁ、それくらいですが…
ホテルの予約をとろう
入っている保険の補償内容によると思いますが,泥棒された際の臨時宿泊の費用が出ると思います
タイミングによるかも知れませんが,泥棒に入られたその日に業者の手配は難しく
破られたドアガラスのままだったり,出入り口が破壊されたままの家に寝泊まりするのはとても不安だと思います
一時ホテルへ避難しましょう
なおわたしは,窓ガラスが特別仕様だったこともあり
ダンボール製窓ガラス
というステキな生活を2週間ほどおくった時期があります
あれがない・これがないリストを作ろう
「家に何があったか」というのを全部覚えている人はいないと思いますが,記憶の範囲内でいいので無くなったものすべてを書きましょう
その無くなったものの
- 購入時期
- 購入価格
- 現在の価値
を書きましょう
例えば,Apple Watchがなくなったとします
- 2年前にビックカメラで
- およそ5万円で購入
- 現在中古で買うなら3万円程度
というような形です
それをまとめて警察・保険会社に届け出ます
破損・汚損している箇所を調べよう
泥棒被害にあうと,タンスを開けられていたりクローゼットを開けられていたりします
中には強く開け閉めされたためか,以前よりも開閉がスムーズにいかないものもあると思います
業者を呼んで見積もりをとってもらいましょう
また,タンスから無残に服を出されて投げ捨てられていたりして,それをさらに靴で踏まれているという状況もあると思います
クリーニング屋さんに持っていけばクリーニング費が出ますし,靴で踏まれて服が損傷している場合は保険金が支払われる可能性があります
リサーチ屋さんがやってくる
保険請求をしても保険屋さんは来ません
リサーチ会社
という別の会社が来ます
そこで「今回なぜ泥棒にあったのか?」などの経緯をこと細かく聞かれます。無くなったものについてもこと細かく聞かれます
「こちらは被害者なのに」
と,ムッとする場面もあるかもしれませんが,保険屋さんやリサーチ屋さんは全く悪くありません
悪いのは泥棒です。真摯に対応しましょう
どうしたら保険金がおりるのか
領収書を準備しましょう
無くなったものは返ってきません。現在の同価値の金額で保険金が支払れます
例えば先ほどの例で挙げると,
Apple Watchがなくなったとして
2年前にビックカメラで購入
およそ5万円で購入
現在中古で買うなら3万円程度
というような形の場合
3万円が保険金として支払われます
ですが,Apple Watchを持っていたことを証明することが必要となります
ですので1番なのは,領収書を出すことがベストです
これでほぼ満額の3万円が支払われます
領収書がない!!と困っている方へ
領収書の再発行がベストです。ヴィトンやエルメスなど,ブランドの多くは領収書の再発行をしてくれます
または,インターネットで買い物をした際,履歴をスクショすることにより領収書の代替えともなります
そもそも領収書が手に入らない!!と困っている方
例えばプレゼントでもらった物など,領収書がない場合があります
その場合は
- 箱や身につけている写真
- プレゼントをくれた経緯のLINEのやりとり
などをスクショ・印刷すると一部認められることがあります
経験則ですが
- 箱のみの場合は価格の0%
- 写真とセットで20%〜
- LINEのやりとりやSNSに投稿していたなどを含めると50%〜
くらいの保険金が支払われてる気がします
個人間の売買で振り込みをしていたなどの場合は,そちらを提示するのもいいかと思います
現金でのやりとりにより「持っていた証拠がない」などの場合で,上記のようなものも提出できない時は潔く諦めるしかありません
なお,現金に関しては通帳の履歴などを重視されます
といっても(保険内容によると思いますが)
30万円程度までしか認められません
とりあえず,現金に関しては力説するしかありませんね
また,自営業者や自宅で転売をしていたりなど副業をしている場合なのですが
業務用のお金・物は1円も保険金の支払いがされません
(勿論、補償内容にはよる)
何度か自宅保管していた売上金を盗まれたことがありますが
「それはあなたのお金ではなく会社のお金」
という認識で支払いされることはありませんでした
会社経営もしているが,個人事業主を兼用しているため
「売上=生活費だ」
ということを伝えたこともあります
この時は
「その売上を証明できるものを出せ」
と言われ,結果支払われませんでした
会社のお金は自宅に置いてはダメという教訓を得ました
また,会社の物品も同じで
「個人の持ち物ではない」
という理由で保険金は支払われませんでした
預かっている人のものを盗まれたという経験はありませんが,泊まっていた先で泥棒被害にあったことはあります
その際は
「居住者ではない」
という理由から1円も支払われませんでした
以上のことを踏まえて保険金請求をしてみてください
番外編【びっくりしたこと】
思い入れは無価値であること
よく物を売るときに
「その物の思い入れを話したりすると買取金額が上がる」
という話を聞いたことがありますが,それを話しても金額には影響しません
再調達費
保険の中では一部「再調達費」として,被害にあった金額の10%をくれるものがあります
再度購入するのにも人件費・交通費とかかりますから助かりますね
高級腕時計の箱は無価値
これにはびっくりしました
当時いくつかの高級腕時計を保有
たまたま装着していた時計だけ被害に遭わず,箱だけ盗まれたことがあります
高級腕時計の箱はネットで高額で取引されていますし,これは保険がおりるおりるだろうと相談をしたのですが
結果は0円
理由としては「箱そのものは無価値だから」ということ
箱が無くなったことにより売却金額が下がると伝えましたが,認めてもらませんでした
「時計そのものに価値があり,箱はおまけ」
という認識のようです
ちなみにギャランティも0円です
お陰でその時計は二足三文でしか売れなくなりました
貴金属・嗜好品は限度がある
もちろん補償内容によると思いますが,貴金属・嗜好品は
- 1点100万円まで
- 総額300万円まで
が基本です。ですので
200万円の時計を盗まれても100万円しかおりません
100万円の時計を5本,ゴルフクラブ50万円分を盗まれても
300万円までしかおりません
車の鍵は認められない
車のキーは無価値だそうです
車によっては取り替えに恐ろしい金額がかかりますが,全額実費です
念書を書かされる
わたしが特別かも知れません。泥棒されすぎたからか念書を書かされたことがあります
というのも,過去に泥棒にあったことあるかとリサーチ会社に聞かれます
嘘をつく必要もないのでちゃんと答えたところ,内容はしっかり覚えてませんが下記のような念書が送られてきました
- もう泥棒にあいません
- 泥棒にあわないように努力します
その保険会社から保険金が降りたタイミングで解約したのは言うまでもありません
第三者基準の価値
「持っているカバンに有名人のサインをしてもらった」
一部熱狂的ファンには沢山のお金を払ってでも欲しいものですね
ですがサインは無価値です。オーマイガーです
長くなりましたが
参考になりましたでしょうか?
わたしは保険が大好きです
ガンになった時も,海外旅行していて嫌な目にあった時も,泥棒に入られた時も
保険にはとてもお世話になっています
保険屋ではないですが,保険にはそこそこ詳しいです
医療保険のアレコレについてはまたの機会に書きたいと思います
みなさまは泥棒にあわないために予防してください(`・ω・´)